最近、自己防衛できないこどもたちをターゲットにした、卑劣な犯罪が多発しています。
ご存じの通り、阪南市内でも誘拐未遂事件が発生しています。これは、決して他人事ではありません。
 このような状況の中、阪南市商工会青年部では、阪南市をこどもたちにとってより安全な街にしたいと考え「まもるんジャー」を結成しました。
 しかし、私たちだけでは活動範囲や時間が限られています。ジョギングや散歩、通勤やお買い物など、阪南市民の皆様が、ご近所へお出かけになる時間を、こどもたちをまもるために役立ててみませんか。
 「まもるんジャー」はボランティア隊員を募集しています。
 こどもたちを標的にした卑劣な犯罪からこどもたちをまもるため、また事件を未然に防ぐことで"こどもたちが安心して学び、遊べる安全な街づくりの実現"を目指し、大阪府内の青年部で初めての「こどもみまもりたい まもるんジャー」を結成し、積極的に事業展開しています。
 本事業活動は、こどもの安全を守ることを中心にした、防犯ボランティアと考えてください。各小学校の児童の下校中に、校門前や交差点にビブスを着用した隊員が立ち、児童への声かけ、見守り活動に取り組んでいます。地元で暮らし活動する商工会青年部員を軸に、地域ぐるみで活動の輪を広げています。また、犯罪の更なる抑止活動のために、青色回転灯を自動車に装着してパトロールを行う「青色防犯パトロール」も実施しています。「自分たちの街の安全は自分たちで守る。」・「小さな無秩序でも放置しない。」という自主防犯の意識で取り組んでいます。さらに、皆様(市民ボランティア)のお力をお借りしながら、日常的にこどもたちを見守ることも始めていきたいと考えています。
 心強いことに、阪南市ではすでに、こどもの安全を守るための自発的な組織が活動を始めておられます。
 商工会青年部の「まもるんジャー」は阪南市や各地域の自治会や小学校など、精力的に行動されている組織の皆様と緊密な連帯を図りながら、より安全な街づくりのお手伝いとして活動を広げたいと考えています。
 アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリング博士の提唱する考え方で、1枚の割れた窓ガラスをそのままにしておくと、割られる窓ガラスが次々と増えてゆき、やがて建物全体が壊され、そして、いずれ町そのものが荒れ果ててしまうというものです。
 小さな無秩序を維持する力を弱めてしまい、犯罪を誘発する原因になってしまうことは、皆様もよくご存じの事だと思います。犯罪都市と呼ばれたニューヨーク市が、割れ窓や落書きの一掃に力を入れて取り組んだ結果、街は美しくよみがえり、犯罪の減少にも繋がったことは記憶に新しい出来事です。